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必要なもの
FXをするにあたって必要なものは4つあり、①から順番に準備します。
① 資金
1万円あれば取引を始めることができます。但し、FX会社によって、最低入金額、最低取引通貨数が設定されているので要注意です。FX口座に1万円入金した場合、25万円までの取引をすることができます。
ご参考に私が主に利用しているFX会社の情報が掲載されているWebサイトのリンクを貼りますが、口座開設を考えているFX会社にて同様の情報を確認してください。
- 最低入金額
・マトリックストレーダー
・楽天FX
・GMOクリック証券FXネオ - 最低取引通貨数(取引通貨単位)
・マトリックストレーダー
・楽天FX
・GMOクリック証券FXネオ
② PCまたはスマホ
FXの口座開設、入出金、取引などに必要です。高性能な機器は必要ではなく、ブラウザが快適に利用でき、取引ソフトウェア/アプリが動作するだけの性能で十分です。PCを使う場合は、ブラウザもしくは専用ソフトウェアから取引することになり、スマホを使う場合は、専用アプリから取引することになります。
動作環境および取引に利用できるソフトウェアはFX会社によって異なりますが、各FX会社のWebサイトにて確認することができます。
- 動作環境
・マトリックストレーダー
・楽天FX
・GMOクリック証券FXネオ
③ 銀行口座
FX口座に入出金するための銀行口座が必要です。 既に持っている銀行口座を使ってもいいですし、FX取引に適した口座を持っていなければ新たに銀行口座を開設することをお勧めします。FX取引に適した銀行口座は、クイック(リアルタイム)入金に対応(提携)している口座です。クイック入金ができれば取引時間帯であれば即時入金でき、また入金手数料もかかりません。FX会社によってクイック入金に対応している銀行は異なりますが、三大メガバンク、住信SBIネット銀行や楽天銀行などの大手ネット銀行はほぼ対応しています。
FX会社によっては、口座開設申込時に銀行口座情報の入力が求められることもあります。
④ FX口座
多くのFX会社がありますが、どのFX会社でもホームページで必要事項を入力して、本人確認書類などを提出することでFX口座の開設を申し込むことができます。口座開設には審査があり、個人口座はそれほど審査基準が高くないと思いますが、法人口座は審査基準が高いFX会社もあります。法人口座開設にあたっては苦労したので、体験談を別の記事に掲載します。
リスク
取引する前にリスクを理解する必要があります。FXにおけるリスクは、基本的に資金が減ることもしくはゼロになることで、大きく3種類あります。
① 為替変動による損失
持っているポジションと反対方向に為替が動いたときの損失です。国政の変化、流動性の低下によるスプレッドの広がりなど要因は様々です。大きく為替が反対方向に動いた場合、最悪ロスカットになって、資金がゼロになって終わるのですが、急激な為替変動時には稀に負債を背負うことになるケースもあるようです。
そうならないようにレバレッジを高くしすぎないことが重要です。
例えば、ドル円を保持しているときに円高に為替が動くと損失を被ります。また、資金100万円で取引をしているときに、最大レバレッジの2500万円分の取引をしていると、為替変動による影響が大きく、大きな利益を得ることができる可能性がある反面、大きな損失を被る可能性もあります。損失リスクを減らすためには取引量を抑えることにこしたことはありません。
② マイナススワップによる損失
金利が低い方の通貨ポジションを持った時の損失です。政策金利の変動、その他様々な要因で決まるようですが、FX会社が自社の利益のためにスワップポイントを突然変更することがあります。
③ FX会社倒産による損失
FX会社が倒産した場合、信託保全されている範囲内で資金が戻ってくることになっています。資金がなくなるリスクを減らすためには、完全信託保全しているFX会社を選びます。
取引スタイルを決める
取引に割くことができる時間、許容できるリスク(どの程度の損失を許容できるか)は人によって異なるため、自身に合った取引スタイルを決めます。時間が十分にあり、許容できるリスク幅が大きければ秒~分単位で短期間に売買を繰り返す人もおり、時間が十分になく、許容できるリスク幅が少なければ、中長期に継続してスワップポイント(金利相当)を得ることを目的に取引する人もいます。
このブログで紹介するスワップポイント裁定取引は中長期想定の運用であり、低いリスクで低~中リターンを狙うことができます。
通貨ペアと取引量を決める
これらを決定するにはFX会社が提供しているシミュレータを使うことができます。
- シミュレータ
・マトリックストレーダー
・GMOクリック証券FXネオ
※楽天FXはシミュレータを提供していないようです
スワップポイント裁定取引するにあたっては、当Webサイトの「取引可能通貨数計算」を利用することもできます。
取引に必要なものがそろったら、リスクを理解した上で取引をはじめてみましょう。